身の丈で小さく楽しく暮らす

「暮らしの研究室」はじめます!

暮らしの研究室
ご縁があり、住まわせてもらうことになった築100年ほどになるおうち。ここを拠点に、自分が「暮らし」の中で気になったこと、疑問に思ったことを調べたり、実践したり、試行錯誤しながら紐解いていくプロセスを楽しむ場として『暮らしの研究室』と名付けることにした。

懐かしくて落ち着く

築100年ほどになる、昔ながらの造りのおうち。

家主の方が亡くなってから約2年ほど空き家になっていた。

その間も定期的に開けて風通しよく管理されていたり、もともと家主だった方がとても丁寧に何度も改装しながら大切に暮らしていたため、状態も良かった。

<2019年6月>

「空き家があるんだけど」

知人に声をかけてもらい、大家さんを紹介してもらった。

初めておうちの中に入った時、どこかとても懐かしくて落ち着く感じがした。

昔の祖父母の家の作りや雰囲気によく似ていた。

なにより、とてもワクワクして気持ちになったのをよく覚えている。

すぐに気に入り、前向きに検討したい旨を伝えた。

それから何度も行き来させてもらい、最低限暮らしが始められる設備の点検と居住スペースの掃除や片付けが済んだ時点で入居した。

自分らしい暮らし

「暮らし」というワードの中にはたくさん自分の興味関心のあることが詰まっている。

自分らしく生きるため、《 自分の理想とする、自分らしい暮らしとは 》考えるようになった。

今まで自分が経験したこと、暮らしのエピソードなどを記録としてまとめるためにブログをはじめることにした。

「暮らし」と「生活」、同じようだけれどどちらの表現が自分の中でしっくりくるのか考えたとき、抽象的な多くの要素を含む「暮らし」だった。

暮らし」とは
くらし【暮(ら)し】
1 暮らすこと。一日一日を過ごしていくこと。「都会での暮らしに慣れる」

2 日々の生活。生計。「豊かな暮らし」「暮らしの足しにする」

生活」とは

せい‐かつ〔‐クワツ〕【生活】
[名](スル)
1 生きていること。生物がこの世に存在し活動していること。「昆虫の生活」「砂漠で生活する動物」
2 人が世の中で暮らしていくこと。暮らし。「堅実な生活」「日本で生活する外国人」「独身生活」
3 収入によって暮らしを立てること。生計。「生活が楽になる」

小さな身の丈の暮らし

昔から行われてきた季節ごとの仕事や暮らしの知恵を取り入れた、少し手間はかかるけれど、丁寧で心も豊かになる暮らしに憧れる。

自分のできることは小さいけれど、身の丈で無理なく、日々を楽しみながら暮らしたい。

自分の理想とする暮らしを追い求めながら、生きている限られた時間を過ごしていきたい。

そんな思いがわたしの中にあった。

健康な心と身体をつくるのは日々の暮らし

身体の専門職である「理学療法士」の資格を取得し、かれこれ13年目を迎えた。

現場で働く中で仕事に追われ、自分自身の健康が損なわれる経験をした。

そこから回復していくのにはかなりの時間がかかり、心身共に本当に大変だった。

自分を失ってしまったかのような時が流れ、当たり前が当たり前ではなくなった。

自分自身の健康を守り、労われるのは自分だけ。

ケガや病気の後療法に携わるよりも、それを予防する方向に意識を変えていきたい。

フィールドを「地域」の中に移し、自分自身もその一員として人と関わっていく。

そう思ったら、暮らしの中にこそ、健康に過ごす要素がたくさんあることに気づいた。

日本の昔ながらの「暮らし」を自分の中に落とし込みながら、実践していく。

少しずつ自分らしい暮らしが見つかり、新たな道が拓ける気がする。

自分の記録用であるが、どこかで誰かの役に立ち、よい循環が生まれていきますように。

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