昨年末、妹が出産して甥っ子が誕生した。
今までの人生でも一番と言えるほど、感動した瞬間!
予定日よりも早く生まれた甥っ子と、わたしの誕生日が一緒という奇跡まで起きた。
わたしにっとって人生最高のギフトとなった。
妹よ、本当に出産お疲れ様、そしておめでとう!
産後の妹からの要望で、母乳パッドを作れないかと相談を受けた。
そもそも妊娠、出産、子育ての経験がないわたしには「母乳パッド」がどういうものなのか、そのもの自体がよくわからなかった。
まずはどんなものか調べるところからスタート。
母乳で育てていると、授乳以外のときにも母乳が溢れてしまうことがあり、寝ている間に母乳でパジャマが濡れてしまったり、外出時に母乳が漏れてしまって衣服が汚れてしまったという経験をされるお母さんたちがいる。
母乳パッドを使用することで、パッドが母乳を吸収してくれるので衣服などの汚れを気にすることが減り、安心できるというもの。
母乳パッドは大きく2つの種類がある。
<使い捨てタイプ>
◆メリット
・使ったら捨てるだけという手軽さ
・いつも新しいものを使えるため衛生的
・常に携帯しておけば、外出先でもすぐに取り替えが可能
◆デメリット
・1日に何度もパッドを替えなければいけないとなると、出費がかさみコストパフォーマンスがかかる
<洗って繰り返し使うタイプ>
◆メリット
・コストパフォーマンスが高い
・肌にやさしい素材で作られたものも多く、敏感肌の方でも安心して使えるものが多い
・通気性に優れていることが多く、蒸れにくい
◆デメリット
・洗濯しないといけないため、手間がかかる
自分にあったものの選び方にもいくつかポイントがある。
【素材】
直接肌に触れるものなので、肌にやさしい素材のものを選ぶようにする。
出産後の肌は敏感になっていることが多いため、素材はこだわって欲しいポイントのひとつ
オーガニックコットンなど、天然素材のものを選ぶのがおすすめ。
【通気性】
蒸れを防ぐために、通気性の良いものを選ぶようにする。
蒸れた状態が長時間続くと、湿疹ができたり、かゆみが出たり、といったトラブルの原因となる。
【コストパフォーマンス】
とくに使い捨てタイプの母乳パッドを選ぶ場合は、コストパフォーマンスについても考えてみる。
品質は良くてもあまりにもコストパフォーマンスが悪いとなると、続けていくのが難しくなる。
【自分にとって違和感の少ないもの】
つけ心地が悪いと、母乳パッドを使うのが億劫になってしまう。
初めて母乳パッドを購入する場合はまとめ買いは避け、使い心地を確認した後に気に入ったものを購入してみる。
妹から情報を聞きつつ、調べてみたらカタチや素材もいろいろあり、また作り方も様々。
どんなものが使いやすいのか、妹からも話を聞きつつ布を選ぶところからはじめた。
今回は3層構造で、一番内側の肌に触れる部分をダブルガーゼ、真ん中には吸収力のある生地としてフランネル生地とパイル生地の2種類のパターンを使用、一番外側はリネン生地と晒を使用して作ることにした。
カタチは丸型にギャザーをつけて貝殻状にしてみた。
さらに、妹からの提案でパットの交換、取り外しが楽にできるよう少し幅広いタグをつけ、そこに通す紐も作ってみることにした。
試行錯誤の末、第一号が出来上がり、一度手洗いして状態を確認。
実は第一号では、フランネル生地の吸収性が弱いと思い、真ん中と外側の生地をフランネル生地2枚重ねにして作ってみた。
結果、外側のフランネル生地は洗濯時の摩擦により生地がボソボソしてしまった。
これでは何度も洗濯して使用するには向いていないかもしれないと思い、一番外側の生地にはリネン生地と晒に変更することにした。
また、真ん中の見えない部分をフランネル生地とパイル生地の2種類で比較し、吸水性や使い心地を比べてもらうことにした。
外側に同じ生地を使うと真ん中の生地がどっちかわからなくなるため、1セット毎にタグに刺繍して色分けしてみた。
いくつか出来上がったところで、妹に実際に使用してもらい、使った感想などをフィードバックしてもらうことにした。
まだまだ改良も必要そうだが、少しでも子育ての役に立てばいいなというも願いを込めて。
試行錯誤はつづく。