ヤギとの暮らしを夢見るようになったのは、ちょうど令和元年を迎えてすぐ。
友人の飼うヤギに触らせてもらったのがはじまり。
別の友人が
「昔、実家で飼ってたんよ」
その話を聞いて、普通の民家でも飼えるのかと思った。
人口約8000人の小さな町。
山に囲まれた盆地で、山間地域。
程よい田舎といったところだろうか。
昔はこのあたりでもヤギなど農家で家畜を飼う家が多かったようだ。
今は近くの農園などで飼っている印象しかない。
広い敷地でないと飼えないと思っていた。
漠然とヤギとの暮らしを夢見るようになった1ヶ月後、知人から空き家があるという話があった。
しかも、ヤギを飼えそうな一軒家。
大家さんに繋いでもらい、お家の中を内覧させてもらうと、なんともいえない懐かしい感覚があった。
築100年ほどになる古いお家。
何度か改装されている部分もあり、前の家主の方がとても丁寧に暮らしていた様子が家のあちこちから伝わってきた。
そんなご縁から、2020年3月末より住まわせてもらっている。
子ヤギが生まれたらうちにお迎えしたいと友人に相談し、ヤギが敷地の草を食べるか試しに友人宅のヤギを連れてきてもらったり、家の敷地の様子を見てもらったりした。
<2021年2月末>
生まれた子ヤギたちの見学とどの子にするかを決めるために友人宅を訪問。
生後2ヶ月を迎える3月末以降でお迎えすることになった。
ちょうど仕事も4月から独立するタイミングで、ついに2年越しのヤギとの暮らしが実現することに。
<2021年4月7日>
生後2ヶ月半になる子ヤギ「きの」
お母さんヤギや仲間のヤギーズとお別れし、新たな環境で「きの」とふたりの暮らしが始まった。
日々の記録を残すため、Instagramアカウント作成。
ヤギ「きの」とふたりの暮らし
https://www.instagram.com/kino_no_nikki/
うちに子ヤギの「きの」を伴侶、そして相方としてお迎えし、早4ヶ月が過ぎた。
ヤギ飼いになり、暮らしが一変し、ドタバタな日々を過ごしている。
それでもヤギ「きの」とのふたりの暮らしは心豊かで毎日が楽しい。